企業法務コラム

渋谷―代官山に遊歩道 地下化跡の1キロ強活用

「東京急行電鉄は2018年度をめどに東横線の渋谷駅と代官山駅近くを結ぶ1キロメートル強の遊歩道を整備する。~昨年3月の東京メトロ副都心線との直通運転に伴い、線路の地下化で生まれたスペースを活用する。~起点となる渋谷駅南街区では高さ約180メートル、34階建ての高層ビルを建設し、オフィスやホテル、商業施設を入れる事業が進んでいる。~遊歩道は渋谷駅南街区の再開発が完了する18年度までに整備する方針だ。~線路跡地の近くを流れる渋谷川に清流を復活させて周辺を緑化し、テラスや散策のスペースを設ける計画も進めている」

※参照
2014年9月12日 日本経済新聞 朝刊
「渋谷―代官山に遊歩道 東急電鉄、2018年度メド 地下化跡の1キロ強活用 「裏渋谷」再開発、新名所に」

(評)
この遊歩道ができる辺りは裏渋谷と呼ばれているらしい。裏原宿は聞いたことがあったが、裏渋谷は聞いたことがなかった。どの街も表に行くと大手系列店ばかりで、画一的で面白みに欠ける。商業ビルもどこも同じ店名ばかりで、これまた面白みに欠ける。その点、裏の方に回ると、個性的な店が多くなる。通常再開発というと面的開発が多いが、このように線的開発は町づくりのインフラという意味で着目できる。その町が発展できるインフラを作り、周辺の発展は民間の創意工夫に任せる。こういった仕掛けをお役所ができればいいのだが、無理だろうな、というのが実感。

法律事務所ホームワン 代表弁護士 山田冬樹

2014年09月16日
法律事務所ホームワン