企業法務コラム

ユーロの信認低下。ドル離れに歯止め

国際通貨基金(IMF)によると、2009年12月末時点で各国・地域が保有する外貨準備のうち、米ドル比率は62.1%と3四半期ぶりに上昇した。

世界の外貨準備の残高は09年末で約4兆5600億ドル。このうち米ドルの保有分は約2兆8300億ドル(約260兆円)だった。米国での財政赤字と超低金利政策が嫌気され、09年9月末にドル比率は61.5%と過去最低水準まで低下。09年末のドル比率はこの時点より0.6ポイント上がった。「09年10~12月期の外貨準備の資金流入のうち、約7割がドルに向かった」(米国野村証券)との試算もある。

※ 参照ニュース
4月9日 日本経済新聞 電子版
「ユーロの信認低下でドル離れ歯止め 昨年末の外貨準備」

2010年04月19日
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