企業法務コラム

中国政府の住宅ローン規制

新華社によると、中国国務院(日本の内閣に相当)は不動産市場の過熱を抑制するため、住宅ローンの規制を強化することを決めた。
住宅購入の頭金の割合の引き上げ、2軒目の住宅購入に適用する住宅ローンの引き上げ等を実施する。

規制強化の内容は以下の通り

(1)初めて住宅を購入する場合の頭金の金利を20%から30%に引き上げ(90平方メートル以上の住宅が対象)
(2)2軒目の住宅を購入する場合の頭金を30%から40%に引き上げ
(3)2軒目の住宅購入に適用する住宅ローン金利を、中国人民銀行(中央銀行)の基準金利の1.1倍以上とすることを銀行に義務付け。現在は、信用リスクに応じて銀行が柔軟に金利を設定。

※ 参照ニュース 
4月15日 プレジデント・ロイター
「中国国務院、住宅ローン規制を強化」

2010年05月20日
法律事務所ホームワン