企業法務コラム

英国、キャメロン保守党連立政権が発足

6日の総選挙で過半数を獲得した政党がなく、「ハングパーラメント」となった英国で、13年ぶりの政権交代となった。選挙で第2党となった労働党のブラウン首相は自由民主党との連立を諦め辞任を表明し、第1党となった保守党が自民党との連立が合意し、保守党のキャメロン党首を首相とする連立政権が誕生した。二大政党政のイギリスにおいて連立政権が誕生するのは、第2次大戦中の1945年、チャーチル首相率いる政権以来である。

英国では財政赤字の対国内総生産(GDP)比率が11パーセントを超えているため、新政権は巨額の赤字問題への取り組みが求められている。
市場は新政権を歓迎、財政赤字削減に向けた迅速な措置を期待している。

注:ハングパーラメント(hung parliament) 直訳では、絶対多数党のない議会と呼ばれている。つまり、総選挙時に過半数を獲得した政党がない議会のことを指す。

※ 参照ニュース
5月12日 プレジデント・ロイター
「英国で13年ぶりの政権交代、保守党と自民党の連立政権が誕生」

2010年05月19日
法律事務所ホームワン