企業法務コラム

菅首相、公開討論会で単独介入を公言

菅直人首相は9月10日午後、民主党代表選の公開討論会で、為替相場の変動について「急激に乱降下する状況は日本経済に大変支障をきたす。野田佳彦財務相とともに、あまりに激しい状況であれば断固たる措置をとると表明している」と発言し、あらためて市場をけん制した。

協調介入については、円高がユーロ安によるもので米国が輸出を倍増していることを挙げ、「難しい状況」と見通しながらも、「日本が何らかの行動をとった時に、ネガティブなことを言わないでほしいといろいろやっている」と述べ、水面下で米国や欧州の通貨当局と交渉していることを明らかにした。さらに、「国際的な形での協調もあるが、2国間の間でもしっかり対応しないと、断固たる措置をとった時にマーケットがどう反応するのか、いろいろな検討を進めさせている。」と述べた。

※ 参照ニュース
9月10日 プレジデント・ロイター
「急な動きには断固たる措置、単独介入へ理解模索=円高で首相」

2010年09月24日
法律事務所ホームワン