企業法務コラム

たばこ税増税の影響 国内企業物価指数、4カ月ぶり上昇

日銀が11日発表した10月の国内企業物価指数(2005年=100、速報)は103・0と前年同月比で0・9%上昇、前年同月比で4カ月ぶりにプラスとなった。ただし、これはたばこ税引き上げによるたばこ価格の上昇などが大きく寄与しており、この影響を除くとほぼ横ばい。品目別では、市況が上がっている石油・石炭製品が前年同月比5.6%、たばこ増税の影響で加工食品が同2.7%それぞれ上昇した。価格競争が激しい電気機器は同3.1%下落した。
日銀は「国際商品市況の上昇や中国の人件費上昇で輸出価格に原材料価格が転嫁されつつある上、為替の円高に対応した輸出先の現地価格を引き上げる動きで輸出価格が上昇している」と説明。しかしながら、一般機械や情報通信機器の価格は下がる一方、デフレから抜け出すポイントになりそうだ。

※ 参照ニュース 
11月11日 47NEWS(配信:共同通信)
「企業物価、4カ月ぶり上昇 たばこ税引き上げ影響」
11月11日 ロイターニュース
「10月国内企業物価は前年比+0.9%、たばこ値上げなどで」
11月11日 asahi.com
「たばこ増税影響、企業物価指数上昇 10月」

2010年11月29日
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