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GDP:日本3.9%成長、中国は日本を逆転し世界2位へ
内閣府が11月15日に発表した7~9月期の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.9%増、年率換算では3.9%の高い伸びとなった。しかし楽観視はできない。これはエコカー補助金終了やたばこの値上げを前にした駆け込み需要が一時的に消費を押し上げただけ。自動車販売店も、たばこ店主もそれぞれ口をそろえて、「現在は売り上げが3割程度落ち込んでいる」と嘆いている。
さらに円高が続き輸出も伸び悩んでいるため、10~12月はマイナス成長になる可能性が高いと懸念されている。政府や日銀が、緩和策を打ち出せる保証もなく手詰まり感が高まる。
また内閣府が、参考比較で公表した中国のGDP。10年7~9月期の名目ベースで日本は1兆3719億ドルと、中国の1兆4154億ドルを下回った。年間でも高成長を続ける中国が日本を上回って世界2位に浮上するのは確実な情勢。国際通貨基金(IMF)は先月末に発表した中長期予測で今年は中国がGDP規模で日本を抜くと予想している。
※ 参照ニュース
11月16日 毎日新聞
「GDP:年3.9%成長 消費、既に反動減 10~12月、マイナスか」
11月15日 毎日新聞
「GDP:中国の世界2位確実に」
11月16日 中央日報日本語版
「日本はこのまま中国に抜かれるのか...GDPも中国を下回る」
2010年11月16日
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