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企業法務コラム
労災認定:「自殺は労災」逆転認定
居酒屋チェーンを運営する「ワタミフードサービス」の従業員(当時26歳)が08年に自殺した件で、神奈川労災保険審査官が長時間労働によるストレスが原因として労災認定していたことが2月21日に分かった。遺族代理人の弁護士が明らかにした。同従業員は08年4月に入社したが、抑うつ状態となる5月中旬まで1カ月の時間外労働が約140時間に上り、6月に自殺した。
遺族が横須賀労働基準監督署に労災申請したが労災認定されず、不服を申し立てていたのが認められた形だ。
■昨年12月26日に、労災認定について新基準が設けられ、精神障害発症直前1ヶ月間に160時間、2か月間に月120時間、3ケ月間に月100時間以上の時間外労働があった場合は、精神的負荷の度合いが強とされ、労災認定が容易に認められるようになった。この新基準の影響があってのことと思われる。
≪山田代表弁護士≫
※参考
2012年2月22日 毎日新聞
「労災認定:「自殺は労災」逆転認定 居酒屋従業員、時間外月140時間??神奈川」
2012年02月23日
法律事務所ホームワン