企業法務コラム

中小企業志向、過去最高の6割。「現実視点の学生増加」

来年春に大学・大学院を出る予定の学生に、就職情報会社のマイナビが中小企業への就職志向を尋ねたところ、「中小がよい」「中小でもよい」と答えた 割合が前年比8ポイント増の計59.2%となった。増加は5年連続で、割合は過去13回の調査で最も高くなった。同社は「採用の厳しさを踏まえ、現実的な 視点で就職活動をする学生が増えている」とみている。

インターネット上で昨年12月~今年2月に調査し、6708人が答えた。「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」を選んだ人は前年調査か ら4.1ポイント増の49.9%で、過去最多に。「中堅・中小企業がよい」と答えた人も同3.9ポイント増の9.3%いた。「絶対に大手企業がよい」は、 同1.3ポイント減の5.8%にとどまった。

「中小がよい」「中小でもよい」と答えた人の割合の合計は、00年代前半は40%台半ばで推移し、リーマン・ショック直前で今よりも「売り手市場」だった08年卒への調査では42.2%まで下がっていた。だが、その後は上昇に転じている。

※引用
5月7日 朝日新聞
「中小企業志向、過去最高の6割」

2012年05月25日
法律事務所ホームワン