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企業法務コラム
中国での新車販売4~5割減。事態は長期化か
日系大手3社の10月の中国での新車販売台数が4―5割減になった。最も販売台数が多い日産自動車が前年同月比40・7%減の6万4300台、トヨタが同44・1%減の4万5600台、ホンダが同53・5%減の2万4115台。日本車不買運動が続いており、2カ月連続の大幅減になった。
※参考
2012年11月05日 日刊工業新聞
「日系大手3社の10月中国新車販売、5割減」
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420121105beah.html
(評)
自動車産業はすそ野が広いだけに、国内景気への影響が大きい。日刊工業新聞は不買運動とするが、実際には不買運動は終わったが、顧客が先般の抗日暴動の再来を恐れて買い控えているということだろう。
中国政府が沈静化に動く見込みもなく、事態は長期化しかねない。主席を退任する胡錦涛と、次期主席の習近平とが、7人の常務委員(中国の集団指導部を構成する。現在は9人でチャナ・ナインとも呼ばれるが、来期は7人に原因になるとの観測が有力である。)の椅子をめぐって熾烈な争いをしている。日本に少しでも融和的な姿勢を見せれば、致命傷になりかねず、強硬的な態度を維持せざるを得ない。
法律事務所ホームワン 代表弁護士 山田冬樹
2012年11月07日
法律事務所ホームワン