企業法務コラム

日銀、資産買入基金の総額を増額、今後に注目

日本銀行は12月20日の金融政策決定会合で、資産買入基金の総額を従来の91兆円から10兆円増やし、101兆円とすることを決定した。増額の対象資産は長期国債と短期国債で各5兆円。また次回に開く会合で、中長期的な物価の安定について検討することも決めた。

2012年12月21日 日本経済新聞 朝刊
「日銀、物価目標を導入 2%視野、来月決定 総裁「安倍氏からの要請受け」 緩和規模は100兆円超」

(評)
阿倍総裁をはじめとする上げ潮派の圧力もあり、日銀が「中長期的な物価安定のめど」を「目標」に格上げするのか、1%ではなく2%にするのか、さらには買入資産に外貨建て資産も組み入れるのか、今後が注目される。

法律事務所ホームワン 代表弁護士 山田冬樹

2012年12月21日
法律事務所ホームワン