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実質GDP3期連続マイナス デフレ続く
2月14日付内閣府発表によると、12年10─12月期の実GDPは前期比マイナス0.1%(年率換算マイナス0.4%)と、3四半期連続のマイナス成長となった。しかし輸出は、海外経済減速や円高の影響で、前期比マイナス3.7%で、特に自動車、産業機械の落ち込みが大きかった。輸入もマイナス2.3%だが、輸出の落ち込みの方が大きかったため、外需の寄与度はマイナス0.2%となった。
企業の投資意欲は前期比マイナス2.6%、4四半期連続の減少、これも自動車や産業機械への投資が減少した。
GDPデフレーターは前年同期比マイナス0.6%。13四半期連続で下落した。7─9月期の0.8%下落からは改善されたが、デフレが続いている。前期比でも0.3%の下落。国内需要デフレーターは横ばいだったが、輸入デフレーターが上昇。押し下げに寄与した。
※参照
2013年2月14日 ロイター
「実質GDPは3期連続マイナス成長、輸出減や設備投資落ち込みで」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE91C06Z20130214
(評)
円安で輸出は増えよう。しかし、ドル建ての原油、ガスの輸入額は増え、それが原因で内需が落ち込めば、デフレは続く。デフレの基本原因は企業が内部留保を続け、お金が市場に回らないからだ。せめて、賃金が増えないと、デフレは解消しないだろう。
法律事務所ホームワン 代表弁護士 山田冬樹
2013年02月18日
法律事務所ホームワン