お客様からのご意見・ご指摘
調査の結果、残債務があると言われたが、完済しているはず
K.M様(仮名)
当事務所の対応
お客様から完済した業者に対する過払い金返還請求の依頼を受けたため、当事務所が貸金業者に対して取引履歴の開示請求を行ないました。貸金業者から開示された取引履歴によると、未だ残債務がある状態だったため、その旨お客様に確認したところ、「間違いなく完済している」とご指摘をいただきました。
お客様相談室より
お客様の申告と調査結果に違いがある場合等には、できる限り早急に業者に再確認するよう、あらためて周知徹底いたしました。
お客様からのご指摘を受け、改めて相手方の貸金業者に確認したところ、貸金業者の手違いで、取引履歴に未開示部分があったことが判明しました。お客様にその旨ご説明し、お詫びしたうえで、あらためて当初の予定通り事件処理を行ないました。
お客様には、ご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
当事務所から、貸金業者に対し、取引履歴の開示請求を行なうと、通常は、貸金業者が保有しているすべてのデータが開示されます。ところが、本件では、貸金業者の手違いで、一部の取引履歴が開示されませんでした。
手続を受任する際に、お客様から取引期間を聴き取った内容と貸金業者から開示された取引履歴の内容に大幅な誤差がある場合や、お客様に調査結果を報告した時点で、内容にご納得いただけない場合には、これまでも貸金業者に対して再確認をする等の対応を行なっておりました。本件では、先にお客様からご指摘をいただいたおかげで、より早く誤差が生じていることに気づくことができました。
このような誤差が生じるケースにつきましては、貸金業者に対し、再度、開示請求等を行ない、未開示分がないかどうか確認するなどより迅速に対応するように、あらためて周知徹底いたしました。
※ 掲載しているご意見・ご指摘、当事務所の回答は掲載当時のものです。掲載後、運用など変更している場合があります。